絵はだれでも描くことができます!
絵を見るのは好きだけど、
絵を描くのはとてもとても。。。。
絵を描いてみたいけど、
どこから手をつけて良いか分からない。
「絵画は自由。好きなように描きましょう。」
そう言われた途端に固まったことってありませんか?
それができないのですが。。。。と。
絵は描いてみたいけど、とっても難しそう。
何か描けるようになるコツってないかな。
そう考えている人はいっぱいいらっしゃると思うのです。
鉛筆と消しゴムと紙。
とても身近なこの3点セットで名画を模写する所から始めてみませんか?
魔法の杖で、エイッ!と描くわけにはいきませんが、丁寧に一歩づつ進ん
でゆきながら、ドキドキ・わくわく。時には落ち込みながら、名画からたくさん
の事が学べます。
面白いことに、この模写を通して、絵画技術が超高速で確実に上がるのです。
その上、じっくり作品と向かいあう為、描き方はもちろんのこと、今まで鑑賞していた時に気づかなかった、『作品の息づかい』や『素材の扱い方』『時代背景』『画家の足跡』など様々な世界を実感できるのです。
”自分だけの発見“こそ名画を写し取る醍醐味でもあります。
いつの日か、ご自身が模写した絵のオリジナルと美術館で対面し、いいしれぬ感動をぜひ味わっていただければと思います。
これこそが大画家達からの私達への贈り物なのです。
<なぜ模写なの?>
絵を描くって以外とやることが多いのです。
一番大切な何を描くか。に始まって、
どう描くか?
どこから描くか?
なにで描くか?
なにに描くか?
構図はどうか?
色はどうするか?などなど。
かなり乱暴に言うと、3次元以上のものをギューっと圧縮してペッタンコにし、無理やり2次元空間に押し込む作業をしなければならないのです。
子供や天才はその離れ技をなんなくやってしまいます。
でも随分昔、子供だった人に、自由に描いていいの。というのはかなり酷な話だと思うのです。“自由に描く”がそのうち“適当に描く”になり、結局絵を描く楽しさから遠ざかっていってしまうのです。
えんぴつで名画は、この際ばっさりと本来の独創性や自由を一端横において、描く事に集中することで、高速でスキルアップする事をめざします。
今までお料理をしたことの無い人が、懐石料理をいきなり作ることが難しいように、絵を描くこともをまったく同じです。
まずは簡単なお料理を写真つきのレシピをみてその通り作ってみましょう。
初心者がおいしく作るコツはまず素材にこだわる!
採れたてのお野菜に、最高級のお塩をふった美味しさに、勝さるものはありません。
上達してゆけば、冷蔵庫の中にある素材でササッとおいしいご飯が作れるように、まずは名画という最高級の素材を料理することで、絵を描く基礎体力つけてみる。これがなによりも上達の近道です。